トランスジェンダーとは、「自分の認識する性別が身体的な性別と一致しない/違和感を感じる」人々全体を総称する幅広い表現です。
そのような人々のこと。
ですので、
•下記の性同一性障害と診断される人も、
•「戸籍の性別がしっくりこない。」と感じる人も、
•「全く違う。」と強く感じる人も、
•実は「どちらでもない/どちらでもある/中間。」と感じる人(*)も、
かなり広く含まれます。
(*)「どちらでもない/どちらでもある/中間。」と感じる人は一般的にはトランスジェンダーと区別され、”Xジェンダー”と日本では呼ばれます。しかし大きな大きな傘の意味で考えると、Xジェンダーもトランスジェンダーの中に入るとされています。
性同一性障害とは、「自分の認識する性別が身体的な性別と一致しない/違和感を感じる」状態と専門の医師から診断を受ける診断名、医学用語です。
そのような状態のこと。
まとめ
性別適合手術をするには、上記の”性同一性障害”という診断書が必要です。
しかし、自分の認識する性別が身体的な性別と一致しない人全員が性別適合手術をするわけではありません。(望まない人もいれば、したくても色々事情があってしない選択を取る人もいます。)
したがって、「性同一性障害」という診断を誰もが受ける訳ではありません。なので「トランスジェンダー=性同一性障害」ではないのです。
「トランスジェンダーという大きな傘の中に、性同一性障害という診断を受けた人がいる。」
ということですね。